食卓おたすけ隊


忙しい毎日に役立つ栄養の知識とお料理レシピ
監修:モンチ先生(管理栄養士) 神戸学院大学栄養学部を卒業後、管理栄養士として特別養護老人ホームに勤務。現在は退職し、子ども食堂など食と栄養を通じた社会活動にも取り組む。

冬号 -winter-

忙しい毎日でも、できるだけ栄養を考えた食事を摂りたいものですね。

冬号では免疫力UPのために積極的に摂りたい栄養の知識と、簡単レシピをご紹介します。

日々のメニューを考えるヒントになれば幸いです☆

夏号はこちら


※咀嚼機能・嚥下障害の状態によっては食べにくいと感じる場合もあります。ご本人の状態や好みに応じて調整してください

免疫力を高めて 寒い冬を乗り越えよう!!

空気が冷たく、乾燥しやすい季節になると、インフルエンザなどのウイルスは活発化します。

冬本番になる前に、免疫力を強化してウイルスに負けない体をつくっておきたいものですね。

そこで大切なのがやっぱり食べ物!!ということで、今回は免疫力を高める食事について紹介していきます。

ポイントになる食材も紹介していますので、お買い物の参考にしてください(^^)

簡単なのに栄養たっぷり!

☟詳しいレシピはこちらをクリック

掲載日:2020年11月16日

冬の定番!鍋もひとくふう

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掲載日:2020年11月23日

腸内環境を整える!

☟詳しいレシピはこちらをクリック

掲載日:2020年12月8日

モンチ先生からのアドバイス📄

 食事が進まない方は、食事だけで十分な栄養を摂ることは難しいと思いますので、

 ハイカロリーゼリーなどを利用するのも一つの手です。

 ご本人もサポートするひとも、無理のない栄養摂取を。

免疫力を高めるために!

おさえておきたい3つのポイント

① 免疫細胞の元になるタンパク質や、免疫細胞を元気にするビタミンの摂取

免疫細胞の主な原料はタンパク質です。

タンパク質の中でも、体内で合成することができない必須アミノ酸は、食事からしっかり摂ることが大切です。

また、夏号でも紹介した通り、ビタミンA(βカロテン)、C、Eは、ビタミンエースとも呼ばれ、強い抗酸化作用があり、免疫力の向上に非常に重要です。

■多く含まれる食材は?肉類、魚介類、卵、乳製品、大豆製品、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、キウイ、バナナ、じゃがいも、ナッツ類など

② 腸内環境を整える

腸内環境は体内の免疫力に大きく関わっており、免疫力の60~70%は腸にあるといわれているほどです。

腸内細菌は善玉菌と悪玉菌に分けられ、善玉菌には免疫細胞を活性化する作用があるり、さらに免疫細胞と協力して、体に侵入したいウイルスと戦います。

腸内細菌を活性化させるためには、乳酸菌を多く含んでいる発酵食品や乳製品、食物繊維、n-3系不飽和脂肪酸などが必要です。

■多く含まれる食材は?味噌、納豆、漬物、ヨーグルト、チーズ、海藻類、きのこ類、大豆製品、さつまいも、里芋、いわし、さば、まぐろなど

③ 体温を下げない

「体温が1度下がると免疫力は30%落ちる」といわれています。

体を温めてくれる食べ物を積極的に摂取しましょう。

また、熱を生産するためには筋肉が必要です。筋肉の元になるタンパク質をしっかり摂ることが大切です。

■多く含まれる食材は?肉類、魚介類、卵、乳製品、大豆製品、しょうが、ねぎ、にんにく、かぼちゃ、れんこん、ごぼう、大根など
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◆冬の定番!鍋もひとくふう

◆皮ごと美味しく!